日々のメモ

2004年5月10日
 「また咲けばいい
  って、桜が言ってる」
 
 というフレーズをコマーシャルで聞いた。あれは多分、新しいウーロン茶だろう。バックで流れる、「So far way」というキャロル・キングというアメリカの女性歌手の有名曲。過去に何度もカヴァーされていて、何度か、やはりCMで耳にしたことのある。
 これもカヴァーしてあるようで、無理の無い発声から響く低音の、呟きにも似た振動に魅了された。僕は。
 しかし、誰が歌っているかは不明で、一説によるとボーニーピンクだという。
 本当は、誰が歌っているかなんてあまり重要じゃない。
 たまに、ごくたまに、それもテレビから目を離したすきに。ブラウン管と僕の間に噴きだまる、湿度の高い空気をすり抜けて、耳に染み込んでいく心地よさ。
 

  思いがけない所で、素敵な人と出会い、もっと仲良くなりたいけど、もう会うことは無いだろうな、
と思わせるよな。
 

一期一会の感覚とさびしさ。
 

  当たり前に流れていくはずのものが、深みに入って、引っかかって。でもまた流れて、どこかに行ってしまう。

 そんな繰り返しの中を
 ぐるる、ぐると
 行きつ戻りつしている
 ことに気づく
 春の夜 

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