ひとりごと

2004年5月14日
だれかがしあわせになればいい
ぼくのしらない誰かがしあわせになればいい

だれかがしあわせになったとしても
ぼくがしあわせになるわけではない

まったくつながりのない見知らぬ人が
ぼくのしらない所で
見たこともないようなしあわせを
手にすればいい

形があるのかないのか分からぬようなものを
つかまえた気になっているのは良くないかもしれない

それでも「自分は幸せだ」とおもった人から
しあわせになっていけばいい

ふきすさぶ風のなか
ぬかるむ泥に足をとられ
それでも歩き続け、雨がふりだし、重い荷が肩にめり込み
目的地を知らない魂の浮遊

旅をしているのかさえも分からなくなってきた頃
僕はしあわせを
名も知らぬ誰かのしあわせを願った

ちょうどその時
世界のどこかで
誰かが感じている幸せ

つぶやくような祈り
ささやかな僕のしあわせ

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