知れば知るほど

2004年5月19日
そこはかとない品の良さで
つづる言葉には熱がない
世間では
やはり肉欲を覆い隠す
ロマンティックな言葉が溢れている

ぶしつけな物言いになりますが
少しよいですか

人は一人では生きられないとか
恋の残酷さとか、云々かんぬん
そんなん読みたかぁねえざろうもん

 俺は憤っている

「恋」という字に
込めたものは所詮自己愛の投影だろう
 
 俺には知るよしもないが

毛羽立っているのだ
羨ましいのではない
その楽天的なまでに悲劇化された
ナルシスティックな主人公たちよ
君たちがどれだけの意志の力で
己の体を引き裂き、契り、切断し、血を流そうとも
痛みは皮膚まで到達する事無く砕け
砂となった塊が山になり崩れ崩れ

存在の意義が無い事くらいは知っていて
やっているんだろうが
結局のところ
似たような詩ばかりを目にする

糾弾するということは
立ち向かうということだ

 俺は苛立っている

学校をサボって
日がな一日家で横になっていると、
右の手と左の頭蓋がしびれ、
痛み
君たちの言葉に
僕は呆れる

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