身体が繋がる時

唇から入りこんだ情熱が
体内を一周するまで
皮膚は燃えあがり

愉しみに溢れた
その一瞬
後には引き離され
ひとつの体がふたつ

みつめあおうが心には届くまい
視線はからまることなく
思いは梅雨空に拡散し雨になる

一体化できないからこそ我々の存在は
立ち上がることを許されているのだ

君たちの全てで
互いを抱きとめ
高めあうことを誓いたまえ

それを君が恋だというならば 

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