脱力の世界1
2004年10月6日 火曜日に提出だったレポートを出しそびれた。というか、未提出扱いなのできっと単位(通年で4単位)を落とした。というのも、その日の授業時間中に出せばいいやと思いながら、結局なかなか書けなくて授業の終了時間過ぎてから、渡そうと思って教室に行ってみたらやはりもう先生はいない。ので、ゼミ室に行って何とかお願いしようと思って行ったが、行き違いになったのかもう先生帰宅した模様。である。
仕方が無い。もう遅れてしまったのだ。自分の危機感の無さが悪いわけで、尚且ついつもレポートなどの提出物をギリギリにならないと書こうとしない俺が。ああ。やっぱり悪いんだろうな。悪い悪い言ってるが、結局改善出来ないトイウコトハ、どこかに
「ま、いっか。たしかに理由なんて無い。無いけど、ore悪くは無いよネ!そうだ、俺にはきっと何か別の力があって、その力を出すときのために温存しているのだ。わーっ、はっははァ〜」
完全にもう、脱力の世界。そんな戯言を言っているようじゃ、この先お先真っ暗だわね。まだしばらくは生きなきゃならないっていうのにね。
ううぁ(脱力)
う〜うん(否定の意。K池氏仕様)
というだめっぷりを見せつつも、たしか雑誌「ユリイカ」かなんかで、西尾維新とかいう名前の作家の特集が組まれていて、先輩のM本さんが好きだったんだっけ?でも俺読んだこと無いな〜。どんな人なのよ。作品の内容は?と思いながらもぺらぺらと流し読む。でなんで西尾維新の話が出たかというと、それも読んでる人しか多分分からない「戯言シリーズ」っていうの?それのことを思い出しただけで、別に西尾さんがどうということではないのです。少し上の方で「戯言」っていう言葉を使ってるからってだけで。だから名前出して御免なさい、M本さん。今度帰ってきたら飯でも食いましょう。免許取ったら写真見せてください。
その日は、単位を落として少し悲しかったので、自業自得ではあるけれど、やっぱり少しは遣る瀬無い感じになる。電話でM−Beさんを夕飯に誘う。最近はあまり一緒に飯を食うことが無いので、ふいに同じテーブルで食事したくなる。(中略)
坂を下りて一人で「川藤」に行く。下水道の工事に合わせて改築した川藤は、火曜から水曜までの二日間、新装開店セールとしてうな丼600円だったのだ。もう行かずにこの夜の体の奥底からジワジワ上り詰める猛りをどうせよというのか。僕は鰻の蒲焼が大好きだ。つまりうな重も、うな丼も大好物である。る。で普段は、900円以上もするのだから、まあ、このサービスは安いよね。という思いで、暖簾をくぐると以前よりも広くなった店内は、家族連れから学生まで人だらけ。テーブルは全て埋まっていた。カウンターでいいから空けてくれないかなと思って少し待っていると、いつも良く言えば気風の良い、悪く言えば少し乱雑な喋り方のおばさんから、「ゴメンネ。もうお客さんで一杯だから」の声。仕方が無いから帰ろうとする俺の名前を呼ぶ声。幸運なことに知り合いがいた。関西地方から来た二人のK。そして彼らに相席させてもらって、なんとかうな丼を食べられた。ありがとう。でも俺が微妙な場所に座ったもんだから、隣のテーブルで慎ましやかに定食を食べていた三人の家族っぽい人たちは、食べ終わるとさっさと帰ってしまった。何だか御免なさい。たしかにこんな危ない髪形してるのにテンションが高い、もさ男(もっさりした、以下略)がテーブルの横でなんかもぞもぞしてたら、せっかくのおいしい晩ご飯が台無しですよね。まあいいよ。どうせもう会うことも無かろう。鰻は少しぬるかったが、ご飯が何故か美味かった。いつもは、柔らかすぎる米なのにね。
と、まあ、そうこうしてるうちに水曜日になって午前中に目を覚ましていた俺は、行こうと思えば遅刻ではあるがまあ、先生も渋々許してくれるんじゃないの、な感じで授業に行けるってのに。なんか行きたくなくなって、さぼり。ああ駄目。そして男。駄目で男。という悲しみを背負って立つ。二十一歳。
そんな脱力の世界。完全にもう。
仕方が無い。もう遅れてしまったのだ。自分の危機感の無さが悪いわけで、尚且ついつもレポートなどの提出物をギリギリにならないと書こうとしない俺が。ああ。やっぱり悪いんだろうな。悪い悪い言ってるが、結局改善出来ないトイウコトハ、どこかに
「ま、いっか。たしかに理由なんて無い。無いけど、ore悪くは無いよネ!そうだ、俺にはきっと何か別の力があって、その力を出すときのために温存しているのだ。わーっ、はっははァ〜」
完全にもう、脱力の世界。そんな戯言を言っているようじゃ、この先お先真っ暗だわね。まだしばらくは生きなきゃならないっていうのにね。
ううぁ(脱力)
う〜うん(否定の意。K池氏仕様)
というだめっぷりを見せつつも、たしか雑誌「ユリイカ」かなんかで、西尾維新とかいう名前の作家の特集が組まれていて、先輩のM本さんが好きだったんだっけ?でも俺読んだこと無いな〜。どんな人なのよ。作品の内容は?と思いながらもぺらぺらと流し読む。でなんで西尾維新の話が出たかというと、それも読んでる人しか多分分からない「戯言シリーズ」っていうの?それのことを思い出しただけで、別に西尾さんがどうということではないのです。少し上の方で「戯言」っていう言葉を使ってるからってだけで。だから名前出して御免なさい、M本さん。今度帰ってきたら飯でも食いましょう。免許取ったら写真見せてください。
その日は、単位を落として少し悲しかったので、自業自得ではあるけれど、やっぱり少しは遣る瀬無い感じになる。電話でM−Beさんを夕飯に誘う。最近はあまり一緒に飯を食うことが無いので、ふいに同じテーブルで食事したくなる。(中略)
坂を下りて一人で「川藤」に行く。下水道の工事に合わせて改築した川藤は、火曜から水曜までの二日間、新装開店セールとしてうな丼600円だったのだ。もう行かずにこの夜の体の奥底からジワジワ上り詰める猛りをどうせよというのか。僕は鰻の蒲焼が大好きだ。つまりうな重も、うな丼も大好物である。る。で普段は、900円以上もするのだから、まあ、このサービスは安いよね。という思いで、暖簾をくぐると以前よりも広くなった店内は、家族連れから学生まで人だらけ。テーブルは全て埋まっていた。カウンターでいいから空けてくれないかなと思って少し待っていると、いつも良く言えば気風の良い、悪く言えば少し乱雑な喋り方のおばさんから、「ゴメンネ。もうお客さんで一杯だから」の声。仕方が無いから帰ろうとする俺の名前を呼ぶ声。幸運なことに知り合いがいた。関西地方から来た二人のK。そして彼らに相席させてもらって、なんとかうな丼を食べられた。ありがとう。でも俺が微妙な場所に座ったもんだから、隣のテーブルで慎ましやかに定食を食べていた三人の家族っぽい人たちは、食べ終わるとさっさと帰ってしまった。何だか御免なさい。たしかにこんな危ない髪形してるのにテンションが高い、もさ男(もっさりした、以下略)がテーブルの横でなんかもぞもぞしてたら、せっかくのおいしい晩ご飯が台無しですよね。まあいいよ。どうせもう会うことも無かろう。鰻は少しぬるかったが、ご飯が何故か美味かった。いつもは、柔らかすぎる米なのにね。
と、まあ、そうこうしてるうちに水曜日になって午前中に目を覚ましていた俺は、行こうと思えば遅刻ではあるがまあ、先生も渋々許してくれるんじゃないの、な感じで授業に行けるってのに。なんか行きたくなくなって、さぼり。ああ駄目。そして男。駄目で男。という悲しみを背負って立つ。二十一歳。
そんな脱力の世界。完全にもう。
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