野弧禅というグループがいます。最近二枚目のアルバムが出たので、ぽつぽつテレビの音楽情報番組等で目にする機会が出てきました。「弾き語りハード」というジャンルを自分達(レコード会社?)で名乗っていて、特徴としては激しい弾き語りでの叫びや早口のような語りのようなものを曲に載せる感じや節回し、青春や絶望を詩にしていること。僕はこのボーカルのピストルさんの詩がどうもいいなと思うわけです。特に最近のシングルにもなった「ぐるぐる」という曲は、近所のコンビニ「デ○リー」に夜中や明け方に行くと有線か何かでかかっていることが多いので、良く耳にします。有り触れたピアノのイントロの後に、かすれた野太い少し投げやりな声が流れ始めると、立ち読みで開いていた雑誌から一気に意識を音楽に移します。いつも聞いていてなんだか言いようの無い切なさというかやりきれなさで胸が一杯になります。
 彼らの音楽は、単純にフォークソングといって説明出来るんですが、そこらのロックだパンクだとのたまっている人たちの音楽よりもずっと激しい。そして声、詩が胸に染みます。こと音楽というのは好き嫌いが人それぞれという向きはありますが、この野弧禅は完全に賛否両論だろうなと思います。特に僕の周りにいる人たちは好きじゃないかもな〜と思う午前三時。
 
 

コメント

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

この日記について

日記内を検索